駄菓子屋しながら思った事、作ったもの(変な棚とか)、駄菓子の記録&公開。 2010年8月に移転しまして店名も変えました。よろしくお願いします。
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店の常連だったF(当事小学4年生)をモデルに書いた物語です。
写真が人物イメージ図
『青年 フミヤ君』
まずはじめに、
フミヤ君は金持ちだった。
夜は、毎晩ロールスロイスに乗ってる夢を見ながら過ごし
心も、豊かに金持ちだった。
毎朝、目覚ましの 『リリリーン』って音で目覚めるフミヤ君は
まず妹のリボンちゃんに1000円奢(おご)るために、彼女の部屋に向かう。
トントン『リボン、おはよう』
コンコン『起きているかい?』
扉の向こうから
『おはよう!お兄様!!今日も朝の恒例の1000円かしら?』
と挨拶が返ってくる
『あーそうだよ、とーちゃんには500円だが、、
かわいい妹のお前には、今日も1000円だ。』
かわいい妹のお前には、今日も1000円だ。』
リボン『じーちゃんには?』
フミヤ『100円だよ』
リボン『かーちゃんじーちゃん(母方の祖父)には?』
フミヤ『100円だよ』
リボン『ふふふ・・・、可哀想なおじーさま達』
と笑ってます。
フミヤ君もそれに答え
『リボンよ!!お兄ちゃんはまだ部屋に2万円持っている!』
『しかも!通帳には30万円も貯金しているのだよ!!』
リボンちゃん扉のむこうで
『あーーん!お兄ちゃんって金持ちすぎ!!!』と叫んでます、
そしたら急にフミヤ君、何か可笑しい事があったのか、
『アハハハハ・・・』と大声で笑いながら、ドアの隙間に1000円を差込み
『アハハハハ・・・』と大声で笑いながら、ドアの隙間に1000円を差込み
洗面所の方に姿を消しました。。
台所では、
じーちゃんがとーちゃんに、かーちゃんじーちゃんの悪口を言っている、
『よしお(とーちゃん)よ!!』
『かーじぃー(かーちゃんじーちゃん)はいつまでうちの家にいるのじゃ、、』
『ホントなら、ワシが200円のところを!』
『ここ三週間住み着いたよーになってしまって・・・、、』
『ぶつぶつぶつ・・・・、』
『あれは、、あれじゃな(怒!』
『100円が貰えるからじゃぞ!』
『かーばぁー(かーちゃんばーちゃん)の元へと帰らないのは(怒!』
『かーじぃーよ!!!』 『はやく帰えってくれ!!』
と、カンカンです。
とーちゃんは500円貰えるので余裕があるみたい、
『まぁまぁ、じーちゃん』となだめる声もどことなく笑ってます。
その一方、
仏壇の前ではかーちゃんじーちゃんが
『きん子(数年前亡くなったフミヤ君のかーちゃん)よ!』
『かーじぃーが子遣い上がるように、お前からも頼んでおくれよ!!』
『ぶつぶつぶつ・・・・、』
『とーちゃんと一緒の500円になりますよーに!!』
『ぶつぶつぶつ・・・・、』
『とーちゃんと一緒の500円になりますよーに!!』
とお線香をあげてます。
その又向こう、洗面所ではフミヤ君が顔を洗いながら、
『やばー!』
『昨日!自販機でジュース買うの忘れてた!!』
『今日は朝から牛乳か!!』
『朝からつらい!』
『しかも』
『お札しかない!』
『崩してなかった!』
『小銭がない!!』
『ジュースを買ってないってことは!』
『小銭がない!!』
『じーちゃん達に子遣いが無しになる!!』
『!!!!』
『かわいそう、、、。』
と驚いてました。
リボンちゃんが朝のご準備、お気に入りのリボンを
お部屋のおおきな鏡で、『フン♪フンフン♪』と上手に結んでいるころです。
『青年 フミヤ君』おわり。
作2006年
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プロフィール
性別:
男性
職業:
自営業
自己紹介:
駄菓子屋しながら思った事、作ったもの(変な棚とか)、駄菓子の記録&公開。 2010年8月に移転しまして店名も変えました。よろしくお願いします。
「喜城野」仙台市宮城野区五輪1丁目11-12
電話無し
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